akatak blog

プログラム初心者の50代ビジネスマンがセカンドキャリアを目指して働きながらPythonを中心に独学していましたが、昨年IT系企業に転職。新規事業開発の仕事をすることになりました。自らの覚え書きや成果物、感じたことなどを脈絡もなく書き連ねるブログです。

個人投資家のためのWebスクレイピング(1) 〜 Pythonで「IMM通貨先物ポジション」推移を描いてみよう

実は自分自身でETF投資を行っていますので、相場に影響のあるデータを可視化(Visualization)出来たらなぁと以前から思っておりました。 そうした中で、ドル円等の為替相場への影響を考える際にいつも話題になるのは「IMM通貨先物ポジション」。先物取引所として有名なアメリカのシカゴマーカンタイル取引所(CME)で取引されている通貨先物のポジションのことですが、この数値はヘッジファンドなどによる投機的なポジションを示しており、買いポジションが過大になれば相場下落、売りポジションが過大になれば相場上昇の可能性が高まっていると考えられるようです。従って、その動向をいち早く知ることは極めて重要だと思います。

ところが、FX業者等がそのデータをホームページ等で公表しているのですが、毎週のデータ更新の反映が公表から数日たってもまだなされない状況で不満を持っていました。

zai.diamond.jp

そこで、自分自身で、簡単なスクレイピング&ビジュアライゼーションを実行できるスクリプトを書いてみましたので、ご参考までにアップします。これでいちいち、ホームページを見てまだ更新できていないぞ!などと他者依存から脱却できますね。

IMM通貨先物ポジション推移(ドル円)

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これこそ、Pythonを勉強していて良かったなと思う瞬間です。金融機関に勤める皆さんや個人投資家の皆さんもPythonを学んでみてはいかがでしょうか。ExcelでもPythonを使えるようにするとの議論もあるようですし、Pythonを学ぶことのメリットは益々高まっていると感じています。

ちなみに、私はこのプログラムをiPhoneのアプリ「Pythonista」上で実行しています。Pythonistaのご紹介はまた別の機会に!